2017年1月22日、「ひきこもりの高年齢化」に関する調査結果が報告された。実施したのは「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」(以下、「家族会」)。調査結果からは、ひきこもりの長期化や高年齢化に加え、相談を受ける各自治体の窓口が直面する問題も浮き彫りとなった。
 

当時の状況 61人に調査

 
 今回は「家族会」の会員の子どもで、「40歳以上」で10年以上ひきこもっている経験を持つ61人について調査した。
 
 ひきこもりになったときの平均年齢は22・9歳。当時の状況については「就労中」が13人ともっとも多く▽「就労後休職・失職中など」(11人)▽「高校生」(9人)と続いた。現在の状況について、もっとも多かった回答は「社会参加(就労・就学・ボランティアなど)している」(13人)だった。
 

統計から消える40代ひきこもり

 
 ひきこもりについては2016年9月、内閣府が「若者の生活に関する調査報告書」のなかで「ひきこもりの若者はおよそ54万人いる」との調査結果を発表、「ひきこもり対策が進んでいる」と、一定の成果を強調した。2010年の同調査と比べ、およそ15万人も減少したためだ。
 
 これには、ひきこもり支援関係者などから異論が相次いだ。「40歳以上」が調査結果から除外されているためだ。

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