不登校新聞

451号 2017/2/1

内閣府調査では見えない「40代ひきこもり」 家族会が実態調査

2017年01月27日 15:33 by kito-shin


 2017年1月22日、「ひきこもりの高年齢化」に関する調査結果が報告された。実施したのは「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」(以下、「家族会」)。調査結果からは、ひきこもりの長期化や高年齢化に加え、相談を受ける各自治体の窓口が直面する問題も浮き彫りとなった。
 

当時の状況 61人に調査

 
 今回は「家族会」の会員の子どもで、「40歳以上」で10年以上ひきこもっている経験を持つ61人について調査した。
 
 ひきこもりになったときの平均年齢は22・9歳。当時の状況については「就労中」が13人ともっとも多く▽「就労後休職・失職中など」(11人)▽「高校生」(9人)と続いた。現在の状況について、もっとも多かった回答は「社会参加(就労・就学・ボランティアなど)している」(13人)だった。
 

統計から消える40代ひきこもり

 
 ひきこもりについては2016年9月、内閣府が「若者の生活に関する調査報告書」のなかで「ひきこもりの若者はおよそ54万人いる」との調査結果を発表、「ひきこもり対策が進んでいる」と、一定の成果を強調した。2010年の同調査と比べ、およそ15万人も減少したためだ。
 
 これには、ひきこもり支援関係者などから異論が相次いだ。「40歳以上」が調査結果から除外されているためだ。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

抗うつ剤の使用上注意に「自殺の恐れ」 厚労省が製薬会社に明記を指示

189号(2006.3.1)

暴力的な「ひきこもり支援」は違法 名古屋市で集会

189号(2006.3.1)

少年事件は1万人以上減 警察庁が発表

189号(2006.3.1)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

526号 2020/3/15

中学と高校、2度の不登校で苦しんだ不登校経験者にインタビュー。自身が「どん...

525号 2020/3/1

受験生の息子が突然の不登校。今ならばわかる「親にできること」を母親が講演。

524号 2020/2/15

「なんもできませんが僕を貸し出します」というツイートが、瞬く間にネット上で...