不登校新聞

452号 2017/2/15

結婚は“ひきこもりのゴール”じゃなかった【当事者手記】

2017年02月13日 16:25 by kito-shin
2017年02月13日 16:25 by kito-shin


 今回執筆いただいたのは、PN猫田良子さん。自身の悩みを話したり、「アドバイスをもらえたら」との思いで、「ひきこもり女子会」に参加した。

 私は17歳で不登校になって以来、20代後半まで「隠れひきこもり」でした。親や周囲の目が気になり、「何もしない状態」ではいられなかったので、最初のころはとにかくアルバイトに挑戦しました。けれど毎回、半年と持たずに体調を崩して辞めていました。やがて働くことはいったんあきらめ、勉強してはさまざまな資格を取る生活に切り替えました。周囲の人には「勉強が忙しくて働けない」と説明し、とにかく自分を守ることに必死でした。
 

結婚したけれど

 
 そんなふうに、だましだましなんとか生活していたときに今のパートナーに出会いました。私のことをあまり重く捉えずにいてくれる人だったので、3年ほどお付き合いしたあとで結婚しました。と、ここまではよかったのですが、いざ結婚してみるとやはりさまざまな問題が出てきました。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「親子関係は?元気になったきっかけは?」3人の経験者が語る私の不登校とその後

625号 2024/5/1

「40代で人生2度目のひきこもり」ひきこもり経験者が語るふたたび動き出すまでの出来事と気持ち

624号 2024/4/15

「30歳を目前に焦っていた」就活失敗を機に大学生でひきこもった私が再び動き出すまでに取り組んだこと

623号 2024/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…