不登校新聞

452号 2017/2/15

ひきこもりから数年経っても、働けませんか?

2017年02月13日 15:37 by kito-shin


連載「あのとき、答えられなかった質問」vol.2

 「ひきこもってから時間が経った今でも働けませんか?」と聞かれれば「オレは働ける。たぶん働けると思う。働けるんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけ」と答えます。
 
 ひきこもりとアルバイトをくり返す「五月雨バイト時代」は、とりあえず働かなくては、とバイトをしてみるものの、上司に注意されたりするとすぐ辞めてしまいました。ほかの人なら気にならなくても、自己肯定感が極端に低くなっているので、ふつうでは考えられないような傷つき方をしました。
 
 そして、バイトを辞めるとしばらくはひきこもり、ある程度、時間が経つとまたバイトを探すというくり返し。しだいにボロボロになっていく自分のプライドを「いずれは芥川賞を」みたいな夢というか妄想で無理やり保つみたいな悪循環の日々。一向に出口が見えない日々のなかで、疲れはて、絶望し、「もうダメだ、人生をあきらめよう」と思いました。この「人生をあきらめる」というのは自死という意味ではなく、「どうなってもいい」という感覚です。そこで、あえて自分には向かない3K(「きつい、汚い、危険な仕事」の略)の仕事を始めました。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

“脱ひきこもり”のきっかけは? 経験者の回答

470号 2017/11/15

ひきこもったこと、後悔してる? 経験者の回答は

469号 2017/11/1

ひきこもりの必読書~ひきこもり経験者厳選の3冊

468号 2017/10/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

490号 2018/9/15

高校を3日で辞めた長男はまったく外出しなくなりました。とりわけ、同世代の子...

489号 2018/9/1

気持ちの浮き沈みは天気のようなものです。雨が降ったり、雪が降ったりするよう...

488号 2018/8/15

長瀬晶子さん(仮名)の次男は、小2の9月から不登校。「あまりに早すぎる」と...