今号の不登校支援担当官のインタビューからは、さまざまな論点が見えてくる。あえてひとつポイントを挙げるならば「学校復帰のみが不登校の支援ではない」と明言したことにあるだろう。

 しかし、学校現場では、本人の意向や状況を無視した対応が、いまも続いている。ある親は教員から『休み始めた子は無理にでも学校へ連れていって習慣づけるのが鉄則だ』と諭されたそうだ。

 本人の気持ちを無視した対応は、本人を傷つけるだけにすぎない。しかも、それは20年以上前から文科省の意向とも異っている。そんななか、あらためて文科省が「ムリな登校圧力」を推奨していないこと、そして、不登校支援の目標が「学校復帰のみではない」と明示されたことは大きい。

 これがどれほどの意味を持つかは学校関係者ならばすぐに気づく。

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