
選挙の影響で「フリースクール環境整備推進議員連盟」は解散となっていたため、「フリースクール全国ネットワーク」や「多様な学び保障法を実現する会」では、法律実現の手がかりがなくなっていた。学校復帰が前提という考えで不登校政策をやってきた政府が、学校以外の学びを正式に認めることは考えられない。やはり議員に動いてもらい、議員立法で進めてもらうしかないなと考えた。でも、議連がない。
とはいえ、前にフリースクールを応援しよう、不登校を応援しようと言っていた議員はいる。なんとかならないかと思い、前回、記したように、元フリースクール議連事務局長で、元厚労大臣の小宮山洋子さんに連絡をとり、会っていただくことができた。小宮山さんは議員在任時、とくにフリースクール高等部の通学定期問題で、何度も会ってくださり、子どもたちの話も聞いてくださり、文科省やJRなどにも掛けあってくださり、高校在籍生徒には不登校であっても学割が効くようになった。私たちから見て本気で取り組んでくださった議員だった。小宮山さんは、やはり議連を新しく立ち上げるほうが進むだろう、前のフリースクール議連の議員は理解があるだろう、こういう方は協力くださるだろう、子どもの現状を知ってもらい関心を持ってもらう議員訪問をしたらよい、などのことを話してくださった。その際、キーマンとなるであろう元フリースクール議連の馳浩議員(自民党)と林久美子議員(民主党)の二人には「電話をしておくので、あとで直接、議連結成のお願いに行きなさい」と言っていただいた。
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