スマホって便利ですね。仕事柄、不登校についてあれこれネットで調べるわけですが、人差し指がササッと動くことが増えました。
先日見つけた記事には「無理して行かなくていいと子どもに伝えて」とありました。すごく大切なメッセージだと思います。なぜなら、子どもたちの多くは「学校に行かなきゃ、でも行けない」という葛藤を抱えているからです。
全面的に認めてしまって平気?
とはいえ、これはこれで、親に新たな葛藤をもたらします。取材していても「学校に行かないことを全面的に認めてしまったら、休みグセがついてマズイのでは」という親の想いをよく聞きます。無理はよくないけれど、ずっと休まれてしまっては、それはそれでちょっと困る、と。
たしかに、2、3日休む程度であれば、勉強の遅れも心配ないし、教室にも戻りやすいかもしれません。でも、「休みグセ」がついてしまったら、このままずっと学校に行かなくなってしまうかもしれない。そのことで子どもの将来の選択肢が狭まってしまうかもしれない。そんな不安から「今は」とか「しばらくは」といったオマケがメッセージのなかに漂ってしまうわけです。
本当に困るのは"休めないグセ”
私が思うに、本当にマズイのは「休みグセ」がつくことではありません。
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