不登校新聞

305号(2011.1.1)

2010年をふりかえる「不登校・ひきこもり」

2013年07月30日 14:41 by kito-shin
2013年07月30日 14:41 by kito-shin
 毎年文科省が行なっている「学校基本調査速報」の09年度分が8月、発表された。「不登校」の小中学生は前年度より3・4%減少し、12万2432人だった。2年連続での減少だが、ここ12年間は12万人以上という高台で推移している。こうした状況を踏まえ、新しい不登校政策が望まれるところだが、民主党政権になっても「学校復帰が前提」という政策方針は変わっていない。

 8月、東京・品川で、高1女子が自宅に放火、両親が重軽傷を負った。これは、本人がいやがっているにも関わらず、寮つきのフリースクールに戻されるというなかで生じた事件だった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…