不登校新聞

456号 2017/4/15

保健室登校はつらいよ 13歳の現場レポート

2017年04月13日 15:53 by kito-shin


 中学校入学直後から保健室登校を続けるPNメルさん(13歳)。今年2月に入ってから、保健室にメモ帳を持ち込み、起きたことをメモしてみたという。メルさんはどんな「保健室の日常」を送っているのだろうか。

2月○日 朝8時30分、保健室に到着。ふつうの生徒より30分ほど遅い登校だ。保健室は居心地がいい。うす暗いところもあれば、パーテーションで仕切られているところもある。パーテーションの数が半端じゃないのだ。私は、だいたいパーテーションで区切られたなかにいて本を読んだりしてすごしている。帰りは10時30分ごろ。帰りが遅いとほかの生徒とも会うことがあるので、ほかの生徒よりも6時間ほど早く帰る。

2月△日 保健室の先生(女性)はあまり優しくない。泣いている生徒にも容赦がない。「いつまで泣いてるの!」「どうしたいの? 早く言って!」などなど容赦がない。心理カウンセラーの資格を持っていると聞いたが、本当に勉強したのだろうか。

2月□日 ケンカをした女子生徒たちが保健室に連行されてきた。入ってからも言い争いは続き、しだいにエスカレート。おたがいに髪を引っ張ったりしている。ふたりには悪いが、ようすを見るのが楽しい(笑)。

2月○日 悩んでいる生徒が保健室にやってきた。先生は用事があったのか、どこかへ行ってしまっている。保健室には泣いている生徒と私だけ。直接、面と向かい合っているわけじゃないが、すすり泣く声が聞こえてきてなんだか申し訳ない。きっと一人になりたかったんだろうけど……。

2月△日 学校は中高一貫校だから高校生もいる。保健室の先生に高校生が奨学金の相談をしにきた。「大丈夫だ」と先生は言うのだが、ほとんどの奨学金は借金である。それを説明しないのは、大丈夫じゃないだろう。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校が倍増する中1ギャップ 15歳当事者が語る「4月の学校」

480号 2018/4/15

学校にも家にも居場所のなかった私がフリースクールをつくるまで【Riz代表 中村玲菜】

480号 2018/4/15

どん底の時期、ラップのリリックに支えられた【不登校経験者手記】

480号 2018/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

480号 2018/4/15

伊是名夏子さんには生まれつき骨が弱く骨折しやすい病気を持っている。しかし「...

479号 2018/4/1

中学校には1日も通っていません。25歳のときに生協に就職し、今は生協関連の...

478号 2018/3/15

「ここに名前を書いて印鑑を押せば、息が苦しくなる校門をくぐらなくてすむ、つ...