不登校新聞

457号 2017/5/1

「あの花」脚本家が語る学校へ行けなかった気持ち

2017年04月28日 12:20 by koguma
2017年04月28日 12:20 by koguma


 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011年)や『心が叫びたがっているんだ。』(2015年)というアニメがあります。『あの花』『ここさけ』と略される両作品は、若者から絶大な支持を得て大ヒット。共通の舞台となった埼玉県秩父市には「聖地巡礼」と称し、多くのファンがつめかけました。

 本著の著者は、その脚本を手掛けた岡田麿里さん。本書では、小学校から高校にいたるまでの不登校体験について語られています。不登校当時の気持ちというのは、えてして当の本人も忘れてしまいがち。ですが、一つひとつの出来事にまつわる気持ちがていねいに書かれており、いち不登校経験者の体験談として、とても読み応えがあります。

 小学校低学年のころからいじめがあったこと。
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