警察庁の発表によると、2016年中に起きた小中高生の自殺の原因・動機のトップは10年連続で「学校問題」(複数回答)だった。07年以降「小学生」「中学生」など学校種別での自殺者数、原因・動機がわかるようになった。以来10年間、「学校問題」は小中高生の自殺の原因・動機として突出して多かった。
2位と倍近い差が
警察庁では、遺書などをもとに「明らかに推定できる原因・動機」を自殺者1人につき3つまで計上している。2016年に起きた小中高生の自殺のうち、原因・動機別件数を見ると、トップが「学校問題」116人。ついで多かったのが「家庭問題」75人。過去10年間の統計を見ると「学校問題」が平均122人。ついで多かったのが心身の病気など「健康問題」が平均64人。「学校問題」と「健康問題」を比べた場合、前者は後者の2倍近い人数となる。
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