不登校新聞

457号 2017/5/1

ひきこもりの原因は親の育て方にあったのでしょうか?

2017年04月28日 12:48 by kito-shin


連載「あのとき、答えられなかった質問」vol.7

 「ひきこもりの原因は親の育て方にあったのでしょうか?」と聞かれれば、「……はい、でもそれで親を責めるというのは少しちがいます」と答えます。

 自分と親との関係に問題があると気づいたのは30歳近くでした。それまでは、そんなふうには1mmも考えていませんでした。もちろん親に不満があるときもありましたが、「なんていい親に育てられたんだ」と考えていました。20代でひきこもったときも、ひきこもりの原因は自分の性格にあると思っていました。

犯人探しではないが


 「どうもちがうな」と思いだしたのは、岸田秀の著作、とりわけ『フロイドを読む』を読んだときからです。『フロイドを読む』は著者の生い立ちと母親との関係を素材にしながら自己分析を展開したものです。これを読んで初めて自分と親のあいだに問題があると確信しました。

 一例を挙げれば、私は子どものときから大人しく、気が小さく、極度の心配症で不安が強かったのですが、これは自分の持って生まれた性格ゆえだと思っていました。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

“脱ひきこもり”のきっかけは? 経験者の回答

470号 2017/11/15

ひきこもったこと、後悔してる? 経験者の回答は

469号 2017/11/1

ひきこもりの必読書~ひきこもり経験者厳選の3冊

468号 2017/10/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

484号 2018/6/15

2014年に解散したヴィジュアル系バンド『ν[NEU]』の元リーダーで、現...

483号 2018/6/1

学校で「これがイヤだった」という明確な理由はないんです。ただ、小さな「イヤ...

482号 2018/5/15

かたくなに精神科に行くことを拒んでいた私が、みずから行こうと思ったのは、自...