連載「親のための不登校Q&A」vol.18
子どもが学校に行かず、毎日家にいる生活は、専業主婦にとって想像以上にしんどいものがあります。
私自身は、自らそれを選んだのですが、逆に「仕事に出たほうが……」と悩む声も聞きます。
"学校に行っていない”"ひきこもっている”を前提とした生活は、どうしても腫れ物に触るような態度になってしまいます。もちろん、それが頭から離れることはないのかもしれませんが、そのことにこだわりすぎては、家の中の空気がピリピリして、ただただ苦しいものになってしまいます。それでは「もったいない!」と私は思います。
子どもの興味に近づく
小学校から不登校をしているご家庭から「毎日がお休みだから、混雑していないときに遊びに行けていいよ」という話を聞きました。そのころ、わが家は、まさにピリピリの空気で生活していたので、心底「うらやましい!」と思いました。どうせなら「せめて楽しくすごしたい」「ふつうに会話したい」と思いました。
でも、思春期を迎えた息子2人は、母親といっしょに遊びに行ってはくれません。こちらが、息子たちの興味に近づくしかないと思いました。
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