前回述べたように2014年6月の「フリースクール等議員連盟」(以下「議連」)の議論内容は私たちの予想とはちがうものだった。私たちとしては、学校復帰前提という行政の姿勢のままでは困るとは思っていたが、何かを要求する際に跳びすぎた意見では取り上げられないだろうし、かといって現状追随の要望をしても状況は変わらない。そういう逡巡を抱えながら参加したが、予想以上に議員の方々の発言は進んでいた。とくに与党の議員からは、フリースクールやホームエデュケーションなど学校外の不登校の居場所をもっと認めて支援する方向で考えていいのではないか、という趣旨の意見が相次いだ。

 こうした変化は、いじめやいじめ自殺が社会問題化したからだろうか。不登校の増加をついに放っておけないと感じ始めたからだろうか。さまざまな学校のかたちを認めている国と比べ、その遅れに気づき、これではグローバル化に対応できないと考え始めたのだろうか。この変化の背景はなんだろう、どこかで議論されているのではないかとも感じた。


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