不登校新聞

367号(2013.8.1)

記者から見たチャイルドライン集計

2013年07月30日 18:08 by kito-shin
 相談内容のうち「雑談」が、2年連続2位に入った。その背景には「無条件の関係の枯渇」が広がっているのではないかと思う。
 
 「スクールカースト」という言葉に代表されるように、子どもは、教室・グループ内での「空気」や「立ち位置」を読んで、求められる役まわりを演じていかなければ、いじめを含めた暴力にたちまち飲み込まれてしまう。頼みの親や教員は、もはや学力支援員でしかないことも多い。無条件、打算抜き、そういう親子・友人関係が薄い。「関係の枯渇」は「こころの枯渇」にもつながっていく。
 
 不登校、ひきこもりも、こうした状況のなかで生まれてきていることに注視したい。
 
 チャイルドラインは、フリーダイヤル化(℡0120・99・7777)されており、18歳以下であれば、無料で利用可能。子どもの孤立を防ぐため、さらなる周知とバックアップ体制の拡充が望まれる。




(東京編集局・石井志昂)

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