不登校新聞

460号 2017/6/15

不登校で今こんなこと考えています 新連載「仮説なんですが…」

2017年06月26日 13:24 by kito-shin


連載「仮説なんですが…」vol.1

 本欄「仮説なんですが…」はリレー執筆の連載です(全6回予定)。不登校の当事者、親、支援者、識者らが横並びで、自身が思う「もしかしてこうなんじゃないか」という仮説を紙面で紹介し、議論の幅を広げたいと思っています。ぜひ編集部にも声をお寄せください。

 「私はふつうの学校に通いたかったんだ」と強く訴える不登校経験者と出会った。その人の言う「ふつうの学校」とは、全日制の高校のことを指していた。定時制や通信制の高校と比べて、全日制を「ふつうの学校」と呼び、そこに通えなかった経験を嘆いていた。

ふつうを問うのが不登校なのでは…


 その人と話していて、私はなんともモヤモヤした感覚を覚えた。私はむしろ「ふつうの学校」には二度と行きたくないと思っていた。私も不登校をし、フリースクールやオルタナティブスクールの活動に触れ、実際、通ってもいた。「ふつうの学校」の抑圧性や暴力に気づき、「ふつうの学校へ」と固執することをバカバカしいと思うようになっていたからだ。「学校に行く」という当たり前を批判的に問い直して、学びをもっと幅広く捉える。そういうことをしたほうが、もっと生きやすい社会を実現できるのではないか。「ふつうの学校に行きたい」と考えている人もそうするべきだろうと思っていた。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

フツーの子と不登校の子、ちがいは「ほぼない」説

468号 2017/10/15

「いまここが最強の居場所」説 社会学者・関水徹平

467号 2017/10/1

不登校からの青春問題 「リア充はくだらねぇと言ってもムダ」説

466号 2017/9/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

468号 2017/10/15

10月22日に投開票が行なわれる衆議院選挙。各党の不登校政策・いじめ問題へ...

467号 2017/10/1

アメリカ出身の日本文学者・ロバート キャンベルさん。子どもを取り巻く現状や...

466号 2017/9/15

いま20歳になる息子の父です。息子は、小学校の低学年のころは楽しくすごして...