不登校新聞

462号 2017/7/15

対話ブームが、なんだかモヤっとする【連載/仮説ですが】

2017年07月13日 15:23 by kito-shin


連載「仮説なんですが…」vol.3

 最近いろいろなところで「対話」が注目されている。あちこちで対話をキーワードにした集まりが開かれ、多くの人が参加しているようだ。「ひきこもり治療の第一人者」である斎藤環さんも、精神医療の新しい可能性を拓く手法として「オープンダイアローグ」に惚れ込んでいるらしい。また、本紙編集長も自分の講演会で対話形式を採り入れていると聞く。

 しかし、私はこのムーブメントに乗り切れないでいる。対話が大切にされるようになったのはとても良いことだと思っているが、それでも昨今の盛り上がりにはいまひとつ乗れないのだ。

 このところ人気を集めている「対話」の強調点は2つあると思う。1つは、「ひきこもり」に関わる多様な人たちが一堂に会し、立場を超えて語り合うこと。もう1つは、そういうやりとりを通して、世間の常識や従来の「ひきこもり」のイメージにとらわれない新しい何かを生み出していくこと。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

働くことがずっと怖かった私が見つけた「楽しく働くための条件」

554号 2021/5/15

やりなおしがきかないのは「歯」、5年ひきこもった経験者の実体験

553号 2021/5/1

「学校は無理に行くところじゃない」と現役教員が思う理由

552号 2021/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

554号 2021/5/15

生駒知里さんは、ホームスクールで子育てをされているお母さんの一人です。ホー...

553号 2021/5/1

ここ数年で広く知られるようになってきた「HSP」。HSP専門カウンセラーの...

552号 2021/4/15

学年別でみるといじめのピークは小学校2年生。低学年のいじめとはどんなものな...