ひきこもり時給2000円――。「働いていないのに時給って、なんだそれは?」と思われるかもしれませんが、提唱しているのが本書の著者である岡本圭太さんです。「かりに給料を苦痛の対価とするなら、ひきこもりのつらさは時給2000円もらわないと、わりに合わない」という、岡本さん自身の実感に基づく造語なんです。
現在、岡本さんは「若者サポートステーション」という、働くことに困難さを抱えている若者を対象に就労支援などを行なう機関で働いています。ここでおもしろいのが、岡本さん自身、かつては生粋のひきこもりだったということ。
本書ではその経験はもとより、ひきこもっていた当時、どんなことを考えていたのか。
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