不登校新聞

463号 2017/8/1

書籍紹介『日本のシュタイナー学校が始まった日』

2017年07月27日 12:32 by motegiryoga


 「私はなぜ不登校児になったのか」と小学生のころから考えてきました。みなさんも一度は自問したことがあるのではないでしょうか。

 一般的には、学校という場所に通えなくなることを不登校と呼びます。そのため、ふつうならば、学校に行けなくなって初めて別の場所を探すことになります。けれど、私の場合、別の場所が先にあり、それに付随して「不登校」になりました。

 1990年、小学3年生のとき、私は東京・早稲田にある「東京シュタイナーシューレ」(「学校法人シュタイナー学園」の前身校)で学びはじめました。そこはアジアで最初のシュタイナー教育を全日制で実践する現場でした。

"不登校”だとみなされ


 当時、シュタイナーシューレは法的には学校ではなく、無認可のオルタナティヴ・スクールでした。学籍のある学校には2年以上登校しなかったので、「学校」に通っているとはみなされず、私は知らぬ間に、「不登校児」となっていたのです。私は私の通学先が「学校」ではなく、私が「不登校」という位置づけになっていると知ったときには、深く傷つきました。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ひといき

551号 2021/4/1

森の喫茶店 第551号

551号 2021/4/1

ひといき

550号 2021/3/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

551号 2021/4/1

みんながあたりまえにできることが、自分だけできない。そんな生きづらさは「発...

550号 2021/3/15

岩手県で不登校や引きこもりに関する居場所や相談などの活動をされている後藤誠...

549号 2021/3/1

元小学校教員であり、不登校の子を持つ親の加嶋文哉さん。生活リズムへの対応へ...