連載「親のための不登校Q&A」vol.24
「不登校の子が動き出すきっかけは何でしたか?」「きっかけづくりをしたほうがいいのでは?」ということをよく聞かれます。「信じて待つしかない」と言われても、子どものためなら、何でもしたいと思うのが親心です。その気持ち、本当によくわかります。
長男がひきこもり始めたときは「このままずっと家ですごしていたら、ますます動けなくなってしまう」と心配でした。「カウンセリングを受けてみたら?」「居場所へ行ってみたら?」と提案しましたが、当時は受けいれることはありませんでした。出かけられないのなら、家に来てもらえればと考え、知人の社会福祉士に来てもらったこともありました。しかし、これも長男がしかたなしに1回会ってくれただけで終わりました。その後、私から提案することはありませんでした。
カウンセラーを探してほしい
それから2年ほどが経ち、「カウンセラーを探してほしい」と言われました。そのころ長男は苦しい胸の内を私にいっぱいぶつけてくれていたのですが、当時の私は受けとめることはできず、自分の言い訳に終始していました。
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