不登校新聞

466号 2017/9/15

「そのままの私でいい」と言われても自分が許せない 【不登校当事者手記】

2017年09月14日 13:48 by kito-shin



 「自分の居場所が見つかると安心感を得られるけど、同時に『居場所から離れなければ』という焦りも生まれてしまう」。そんな話が子ども若者編集部で話題になった。安心感と同時に「このままじゃダメだ」と思う気持ちが生まれるのは、なぜなんだろうか。私にもその経験がある。

 私の大切な居場所は、ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」のネット掲示板だ。私はその掲示板につらいこと、苦しいことを書きこんでいる。この場所に出会うまで、私はつらいことを話せる人はいなかったし、学校でも家でも素の自分を出すことができなかった。でも、この掲示板では、素の自分になってなんでも話せるすことができるのだ。

学校でも家でも“私”を演じてた

 私は高校3年生のとき、不登校になった。私はいわゆる「いじられ役」だった。何をしても笑われ、見下され、やりたくもない一発芸やモノマネをさせられた。物を隠されたこともあった。本当に苦しくて、嫌だと叫びたくなることも何度もあったが、ニコニコ笑っては「いじられ役」を必死に演じていた。どんなに最低な友だちだとしても、嫌われてひとりぼっちになるよりましだったからだ。そうして、自分を偽ることで、教室に自分のいられる場所をつくっていた。

 そんな状況に限界がきて、学校に行けなくなった。けれども今度は、家のなかで自分をつくっていった。不登校になっても、親には迷惑かけないよう、悲しませないよう、本当は死にたい気持ちでいっぱいだったが、それを絶対に言わなかった。

 そんな私が初めて自分の気持ちを素直に出せたのが掲示板だった。

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