最近、日常診療のなかでアジアの風を感じることが多くなった。とりわけ、アジア各国の母子手帳を持って予防注射や健康診断に来る親子が増えてきた。たとえば韓国の母子手帳は、日本のものより、やや大きいが、シンプルな記載方法になっている。
母子手帳には、どの国でも予防注射や健康診断の結果のみが、かんたんに書いてあることが多い。韓国や台湾などでは「多動」や「ADHD」の記載を見ることもある。先日も5歳の男の子が来院した際に、韓国の母子手帳を持ってきていて「多動」という記載があったので、母親に聞いてみると「韓国でも多動の子どもが増えているみたいですよ」と応えてくれた。
625号 2024/5/1
「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…
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