連載「親のための不登校Q&A」vol.28
「小学校から中学校へ」「高校から大学・社会人へ」という漠然としながらも「あたり前」だと思っていた人生が送れないかもしれない。そんな不安や絶望に不登校した本人は襲われます。親も「わが子の人生がどうなっていくのか」という不安に襲われます。親は、親としてわが子をどう受けいれるかということだけでなく、自分の人生をどう生きていくかという選択をも迫られてくるのです。
親だって、子どもがふつうに進学し就職して自立するという「あたり前」の人生を思い描いて生きています。もちろん、人生の途中で何があるかわからないとは考えつつも、積極的に「変化」を望む人はあまりいません。そのときになって悩みもがき、選択します。
子どもの不登校も、親自身にとって予期せぬ自分の人生の岐路です。
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