不登校新聞

467号 2017/10/1

スマホ・パソコン、好きにさせて大丈夫? 児童精神科医が教える「親にできること」

2018年01月29日 16:42 by kito-shin

連載「児童精神科医に聞きました」vol.2

【質問】
スマホやパソコンについて気になっています。不登校して丸2年、息子はヒマさえあればスマホをいじっています。最近では自分用のパソコンもほしがるようになりました。買ってあげてもいいのかなと思う反面、来年は高校受験も控えているので、ますます動かなくなるのではないかと迷っています。息子はなぜ、スマホやパソコンに熱中するのでしょうか?

【回答/児童精神科医・高岡健】

 かなり昔には、文学に没頭しているようでは人生を棒に振ると、心配された時代がありました。そこから時代が下がると、今度は漫画が心配の種にされることがありました。しかし、当時の若者たちは、大人たちからは俗悪だと誤解されていた文学あるいは漫画を楽しみながら、自分とのあいだで対話をくり返していたのです。今は、むしろ活字離れが文化の衰退を招くのではと、危惧されているくらいです。

 代わって定着したのが「スマホやパソコン」です。スマホやパソコンからアクセスする中味(コンテンツ)は、これまでの文学や漫画を含みつつ、音楽・ゲームなど多様な広がりをみせています。多様なコンテンツを楽しんでいる現在の若者たちは、そのことを通じて、やはり自分とのあいだで対話をくり返しているのです。

 もう一つ、見逃してはならない点があります。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「小学生から不登校なんて不安」子どもの意志を尊重して大丈夫?

509号 2019/7/1

落ち着きがないのはADHDかも、そんなとき大事な「9分だけ理論」

504号 2019/4/15

「息子の家庭内暴力を止めたい」まず親がすべきことは

500号 2019/2/15

読者コメント

バックナンバー(もっと見る)

516号 2019/10/15

NGO「ピースボート」のスタッフで、不登校経験者でもある堀口恵さん。「中学...

515号 2019/10/1

不登校の子とともに25年間、歩んでこられた「フリースペース コスモ」の佐藤...

514号 2019/9/15

不登校の子どもの多くは、学校へ行かない自分を責め、そのつらい気持ちと毎日向...