高校生年齢のころ、よく行っていた床屋の店員から「どこの学校に行っているの?」と聞かれたことがあります。僕は中学1年から不登校をしていて、その当時は「ホームシューレ」(在宅不登校当事者・家族のための支援機関)の会員でした。
店員に「学校には行っていません」と言うかどうか、そのときすごく迷いました。もし正直に言えば「みんな、つらいこともあるけど、がまんして学校に行っているのに」と言われるかもしれないと思ったからです。
不登校批判がとても怖くて
僕は自分が不登校であることを人に批判的に言われるのがとても怖かったのです。ふつうに考えれば、客に否定的な態度をとる店員はいないはずです。それに、学校に行かないことを否定的に見る人ばかりでないのも知っています。それでも、どうしても、店員にどう思われるかが怖かったのです。
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