「不登校の子ども」と「フツーの子ども」は、なにがちがうのか。そのことをあらためて考えると、意外と、「そのちがいはない」ことに気がつきます。
表面的なことだけを言えば、不登校の子どもも、アルバイトや進学をします。私たちのフリースクールからも、高校や大学、専門学校に進む子どもは多くいます。彼らは学ぶことや考えることがきらいなわけではないということがあらためてわかります。
私の団体「寺子屋方丈舎」では、学校に行かない子どもにフリースクールの事業を行なうと同時に、学校へ通う子にむけて、自然体験などができる環境教育の事業を行なっています。私たちがフリースクールで学んだことは、おたがいに気づき合うことの大事さです。ミーティングや対話をしながら、自分のなかの新しい部分に気がついてゆくことです。さまざまな感情や思いに気がつかされ、結果的に自分自身が変わってゆく経験をしています。
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