連載「あのとき、答えられなかった質問」vol.18
私はひきこもり経験者で古書店をやっているので「ひきこもりについてのおススメ本はありますか」と聞かれることがあります。私は、以下の3冊を挙げます。
●『「自分」を生きるための思想入門』(竹田青嗣)
社会的ひきこもりは自我の問題と密接に関わっていると私は考えているので、本書の第1章~第2章だけでも読んでほしいです。なかでも第2章の「他者は『私』を脅かす存在である」という指摘は、ひきこもりの本質をついているのではと思います。ベーシックな知識は重要です。
●『養老孟司特別講義 手入れという思想』(養老孟司)
養老さんが「子どもの自殺」について触れた講義の内容が印象的でした。
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