「フリースクール等検討会議」の第1回は「フリースクールの実践を発表し、共有する」というところから始まった。2015年1月31日のことだ。
1人目は、「東京シューレ」(東京)について、筆者が発表した。開設以来30年、居場所があることで子どもたちが元気になる姿を見てきたこと。現在は3スペースに160人の子どもが通ってきていること。「ありのまま」を大切にしつつ、子どもの「やりたい」を応援するなかで、映画製作やアラスカ旅行など、子どもたちが自らの夢を叶えてきたこと。いのちのちがいを認め合い、自己決定を尊重しながら育っていく子どものようすを語った。
また、通所ばかりでなく、家庭をベースに育つホームエデュケーションがあることにも触れた。そうした家庭がつながり、仲間と出会い、情報を得て、進路もさまざまにつくっている「ホームシューレ」の活動報告も行なうなかで、多様な学びを安心して選べる仕組みの検討や公的支援の必要性を訴えた。
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