不登校新聞

303号(2010.12.1)

不登校の歴史 第303回

2013年09月02日 15:05 by kito-shin
2013年09月02日 15:05 by kito-shin


◎熱意で支え、運営厳しく


 本欄では、現在フリースクールへのアンケート調査をまとめた「フリースクール白書」(03年)を紹介している。

 白書によると、子どもたちの日常のすごし方は、料理、ものづくり、教科学習、スポーツ、マンガ、イラストなど34項目にもわたりじつに多彩だ。

 こうしたプログラムへの参加・不参加が選択できるかを聞いたところ、「選択できる」と答えたフリースクールが73・3%。出席自体も「その子の自主的判断を尊重」と答えたのが76・7%。子どもの意志が反映されているのが特徴と言える。つぎに子どもへの「評価」はどうなっているのだろうか。通知票などの評価は「行なっていない」と答えた団体が7割。「評価を行なっている」と答えた2割強の団体も「自己評価による」「詩や文章でのコメント」など、数字ではない評価をしていた。
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