連載「ただいま別室登校中!」vol.7
「明るく・なかよく・たくましく」。
そんな校訓(スローガン)が、私はとても嫌いです。そもそも「みんなで守ろう、笑顔のルール」とか、そういうスローガンが保育園に通っていたころから苦手でした。
校訓を意識するようになったのは小学校3年生のころ。とくにきっかけがあったわけではありませんが、体育館のステージ脇に大きな字で掲げられた「明るく・なかよく・たくましく」に、なんとなく肩身の狭い思いを感じ始めました。
「いつも明るくしていたい」「誰とでもなかよくしていたい」「たくましい人間でありたい」と願っている人のことは否定していません。すごくいい目標だと思います。また校訓が気にならない人からすれば、私が思っていることは「気にしすぎ」だと感じるかもしれません。
でも、私はとても気になっていました。
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