不登校新聞

370号 (2013.09.15)

親の“キモチ”って 前編

2013年09月13日 16:17 by kito-shin
2013年09月13日 16:17 by kito-shin



 本紙367号にて、『Fonte』読者オフ会の参加者アンケートで寄せられた声を紹介しました。
 
 「本人の内面の状態がわからない」「第三者に外へ引き出してほしいが、きっかけをどうつくればいいのか」「悟りを開いて待つしかないのか」という訴えについて声を募集したところ、9人の方からお返事をいただきました。ありがとうございました。紙幅の関係から、今号はAさんから寄せられた声(編集部要約)をご紹介します。

■本人の内面の状態がわからない
 20代半ばのひきこもり状態の息子を持つ母親です。これは10数年悩んでいることです。
 
 わが子はいつも不機嫌で、本人のなかに親に対する『怒り』の感情があるのではないかとさえ思います。
 
 わからないなりの推測ですが、私が息子のテリトリーに触れようとすることを嫌がります。いっしょに暮らす親として、食・住の環境面でできるかぎりのことをして、あとは私も好きなようにさせてもらうのが、私の精神衛生上よいのではないかと。最近では、わかろうとしていろいろ推測しても無理じゃないかと思うようになりました。

■第三者に外へ引き出してほしい、そのきっかけは

 

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