連載「母親の気持ちが落ち着くとき」vol.4
長男が中学校に行きしぶりだしたころ、担任の先生に「昼夜逆転になっていませんか?」と聞かれ、ドキッとしました。たしかに、毎朝とてもつらそうに起きてくるし、夜ふかしをする日も増えていました。気になっていたことを指摘されたことで「やはり今のままではマズイ」と思いました。
わが家は戸建てで、1階に私たち夫婦、2階に3人の子どもたちそれぞれの寝室がありました。夜中になると、部屋を歩く長男の足音が1階に響くのです。まずいことに、音楽をかけることもありました。夫は不安といらだちから私に当たり散らします。私も心配のあまり眠れなくなり、「こんな生活がいつまで続くのか」「朝起きられないのであれば、将来まともに働けないのでは」と気が気ではありませんでした。
だからと言って、夜ふかしを注意したり無理に起こそうとすると、かえって状況が悪くなる。
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