不登校新聞

482号 2018/5/15

弱い人間だからひきこもるの?【不登校・ひきこもり相談員の答え】

2018年05月15日 12:05 by kito-shin



連載「決まり文句の研究」vol.11

 世間一般では、ひきこもり状態の人に対して「弱い」という見方が定着しているようです。「ひきこもりは弱い人間がなるものだ」と。そこまではおっしゃらなくても、近い感情を持つ親御さんも少なくありません。

 しかし「強い/弱い」という評価軸で人を判断することは、妥当なのでしょうか。

 私のプロフィールにありますように、私は高校時代に不登校状態を、その後に(具体的には大学卒業1年後から)ひきこもり状態を経験しています。そのため、前述の評価軸を使えば、私は「不登校時代は弱かったが、強くなったので高校を卒業できた」ということになり、「ひきこもり時代は弱かったが、そのあとは強くなって今に至る」ということになります。

 では、自分自身はそのように実感しているのか。その実感はまったくありません。高校の不登校時代は、がんばって学校に行こうとしていましたが、その後の高校生活ではがんばらなくても学校に行けていたからです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

脱ひきこもりのためには、規則正しい生活をさせたほうがいいですか?【不登校・ひきこもり相談員の答え】

481号 2018/5/1

働きたいけど働けない、当事者が抱える本当の心理とは【不登校・ひきこもり相談員の答え】

480号 2018/4/15

学校は無理しなくていいけど逃げてばかりでいいの? 親のギモンに相談員が回答

479号 2018/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

481号 2018/5/1

『不登校新聞』創刊20周年号を発行する日を迎えることができました。読者のみ...

480号 2018/4/15

伊是名夏子さんには生まれつき骨が弱く骨折しやすい病気を持っている。しかし「...

479号 2018/4/1

中学校には1日も通っていません。25歳のときに生協に就職し、今は生協関連の...