順調に進んできた「フリースクール等に関する検討会議」であった。とりわけ「不登校に関する調査研究協力者会議」と合同で開催された第4回会議は、当事者の意見発表が認められたり、市民の不登校体験記が資料として配られるなど、とても評価できるものであったから、その後に期待を持っていた。
しかし、会議はここで突如ストップする。それまでおおむね、月1回くらいの開催であったが、なかなか開かれない。次のお知らせもない。やっと再開されたのは、前回から7カ月後の11月19日であった。
空白の7カ月、何があったのか。
「不登校に関する調査研究協力者会議」はそんなことはなく、たんたんと進んでいた。「フリースクール等検討会議」のみがストップしたのである。
それは後に「教育機会確保法」として成立する法律が、議員立法として、検討され始めたことと関係する。行政で検討しているものより、法律のほうが上位である。だから、重なる分野では、法律がどうなるか見ないで決めても意味がない。また、法律の枠以上を決めることもできない。そこで、様子見となるのである。
しかし、法律はそうかんたんに成立せず、二転三転した。進むかと思うと、ストップもした。検討会議再開のメドも立たないまま、刻々と時間だけがすぎていった。
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