不登校からの高校進学を考える際、かならずと言っていいほど目にするのが「サポート校」という文字。通信制高校や定時制高校でもなく、サポート校とはどんな教育機関なのだろうか。21年前、サポート校の「松下高等学院」が、私塾であるにもかかわらず「近い将来、高等学校になる」と説明し、元生徒らに訴えられている(03年判決・原告勝訴/本紙114号参照)。訴訟から20年以上が経ち、生徒数・施設数ともに飛躍的に増えた。しかしその全容を網羅する資料は乏しい。そこで日本でも数少ない「サポート校の研究者」の内田康弘さんが今号から数回にわたり「サポート校」を解説する。
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日本では、平成に入って以来、サポート校が増加しています。そこに通う子どもたちも年々増えており、認知度も徐々に高まっています。いったい、サポート校とはどのような教育機関なのでしょうか。
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