高校生の不登校は5万人
9月14日、文部科学省は2009年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果を発表した。それによると、児童生徒による暴力行為は6万913件と、過去最多となった。一方、いじめの認知件数は7万2778件となり、3年連続で減少した。
文部科学省では毎年、教育委員会からの報告を通じて「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」(以下、調査)をとりまとめている。今回の調査項目は「暴力行為」「高校生の不登校」「いじめ」「自殺」など7項目。
「暴力行為」について09年度、小・中・高等学校における発生件数は6万913件。前年度より1295件増え、統計開始以来、過去最多となった。
調査では調査対象や基準などをいくどか変更しており、06年には調査対象を国立・私立学校に拡大し、警察に被害届が出ていない軽微な事案についても報告するよう、調査基準が変更となった。
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