最新の調査によれば、国公私立の小・中・高等学校及び特別支援学校で認知されたいじめは32万件を超えています。
いじめについては、それにより子ども自ら命を絶つ事案が毎年のように起きており、今年6月には新潟県の高校に通う男子生徒が「いじめを受けた」というメモをスマートフォンに残して自死するという痛ましい事件が起きています。
いじめからわが子を守るために親には何ができるのか。子どもからのSOSに気づくために何が必要か。
その示唆となるのが、いじめをはじめ、教育問題を20年以上に渡って取材し続けてきた岸田雪子さんの著書です。いじめの現場をおさえた父親、いじめを受けてきた経験者の話など、長年の取材に基づくていねいなインタビューが印象的です。
読んでいて、心にひっかかったのは、お二人のお話です。
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