不登校新聞

492号 2018/10/15

馳座長の本音 不登校の歴史vol.492

2018年10月11日 12:18 by kito-shin
2018年10月11日 12:18 by kito-shin



 「多様な教育機会確保法(仮)」の立法チームの検討が始まった。前号に引き続き、第2回、第3回も、座長だった馳ブログから、内容を知るしかない。

 まず、2015年6月25日の「立法チーム第2回意見交換会」について。

 『座長思案についてのご意見を賜る。「夜間中学とフリースクールの支援根拠法は分けたほうが良いのでは?」「個別学習計画の認定のあり方が、ポイント。計画をつくることで子どもや保護者を追い込むことに、なってはいけない」「第三者機関で、計画のあり方や認定や修了についての議論をさせるべきでは」「子どもの成長や発達の段階に応じて学ぶ権利を尊重する、という文言を目的規定に入れるべきだ」「外国人学校に確信的に行かせた場合は、対象にするのか」などなど多岐にわたる。一つひとつ検証しながら、来週には論点整理を出したい』。

 次に、7月2日の第3回について。

 これまでに出た論点整理の文書審査。座長として説明。立法チームの先生方からは、「個別学習計画が必要か?」「保護者の負担にならないか?」「今のままの制度ではダメなのか?」「手続きが煩雑すぎないか?」と、座長試案に盛り込んだ、「個別学習計画を教育委員会に申請し、審査のうえ、認定を受ける制度」に意見集中。

 ここ、そもそも論。私が考えたのは、みなし就学義務制度。現状は、学校に復帰することを前提に、文部科学省からの通知などでフリースクールや不登校児への支援を対応している。

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