不登校新聞

199号(2006.8.1)

10年間で8倍に増、虐待相談件数3万件超

2018年11月06日 15:32 by shiko
2018年11月06日 15:32 by shiko

 

 厚生労働省は、2006年6月29日、05年度の児童虐待の相談件数(速報値)を発表した。

 それによると、児童虐待の相談に対し、全国の児童相談所が具体的に対応した(在宅指導、施設入所措置など)件数は、過去最高だった04年度を1043件も上回り、3万4451件だった。対応件数は、この10年で8・4倍に増加している。 

 一報、相談の受付件数は3万4297件と、04年度を355件(約1%)下回った。しかし、これは04年4月の児童福祉法改正により、市町村が児童虐待の相談に応じるようになったためで、児童相談所への相談は微減したものの、相談件数そのものは減っていないと、厚労省は見ている。

 対応件数について自治体別にみると、秋田県、東京都、沖縄県など26都道府県と9政令市で増加、山形県、兵庫県、大阪府、佐賀県など19府県と4政令市で減少した。

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…