不登校新聞

198号(2006.7.15)

「いじめの構造」不登校の歴史vol.198

2018年11月06日 14:08 by shiko
2018年11月06日 14:08 by shiko

 奄美大島で起きた登校拒否追放運動。子どもと家庭を島から追い出そうとするこの運動が起きたのは「たんに登校拒否だから」というだけの理由ではなく、事情は複雑であった。いわば、島の人たちにとって「よそ者」である無我利道場の子どもたちが、私服登校を始めたことをきっかけに、それ以前からずっと続いていたいじめや差別が激化したのだ。

 「石を投げられたこともあるし、ただ道を歩いていたら自転車に乗った二人に蹴られたこともあった。ブランコに乗っていたら『ダメ』だって言われた。何でかって言うと、僕たちが触ると『汚くなるから』だって」。

 「学校に行ってるあいだは、自分の居場所がないっていうか、すごいイヤだった。(学校内での)差別がイヤで行くのをやめたっていうのも理由の一つだね」。

 「学校を辞めようと思ったのは、いじめられたり、無視されたり、勉強もできなかったし。勉強とかできたら、もう少し楽しかったと思うんだけど、学校に行ってるときは、Mは毎日頭を痛がってたし、Nは学校行きたくないって毎日泣いていたし、Aもよく鼻血を出してた。みんな(共同生活している人たちを除いて)『なにがあっても学校に行ったほうがいい』って言うんだよね。なにがあってもと言うけれど、じゃあ死ねばいいのかっていう感じだよね」。

 東京シューレの子ども調査団の聞き書きの一部である。

 

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