内閣府は2006年6月27日、06年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を公表した。白書によると、05年の「フリーター」は201万人で、2年連続で減少した。いわゆる「ニート」は推計64万人で、前回調査の04度と同じだった。
「フリーター」の定義は、15~34歳の卒業者で、女性は未婚者であること、就業者は就業形態がアルバイトもしくはパートであること、無業者の場合は家事も通学もしておらず「パート・アルバイト」の仕事を希望している者であること、となっている。
「ニート」については、近い概念として「若年無業者」を推計しており、年齢が15~34歳で、非労働力人口のうち家事も通学もしていない人としている。
また、05年の15~29歳の失業率は4・4%で、02年の5・5%から3年連続で改善したが、98年に4%を超えて以降、高水準が続いている。
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