一雨ごとに冬の訪れを感じる今日このごろ、ちらほらと進路に関する話題が聞こえてくる時期になりました。そこで今回は「不登校からの高校進学」について、経験者の話をもとに考えてみたいと思います。
高校進学と聞いたとき、パッとイメージされるのは「全日制高校」が一般的かと思います。そのほかには「定時制高校」や「通信制高校」と呼ばれる高校もありますが、あまりなじみがないという方もいるかと思います。
しかし、近年、高校をめぐる状況が変わりつつあります。
「定時制高校」の場合、一昔前ならば「昼に働いて夜に勉強する学校」というイメージが強かったかもしれませんが、最近では午前部・午後部・夜間部のいずれかの時間帯から選べる学校があります。
また、文科省の調査によれば、「通信制高校」に通う生徒は18万6580人。高校生の20人に1人は「通信制高校」に通っていることになり、むしろ「全日制高校」に通っている生徒は減少傾向にあるというのが現状です。
ひとつめのタブーは「気持ちのズレ」を前提にした行動
ただし、選択肢が増えたからといって楽になるとはかぎりません。どのタイミングで高校進学するのか、またしないのか、ということも含め、「不登校からの高校進学」は大きなテーマ。だからこそ、気をつけておきたいことが2つあります。
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