自分の権利を侵害されたとき、どんなところが助けてくれるのでしょうか。
子どもの権利条約第39条は、子どもは、虐待や体罰などの被害にあった場合、ショックを受けた心と体を回復して社会に復帰する権利がある、と定めています。
権利を侵害されてつらいとき、子どもは安心して誰かに相談することができます。そして、子ども自身が望む方法で、それぞれにあった回復をおとなに支えてもらえます。
では、子どもが安心して相談できる場所とはどんなところでしょうか。
2001年度、埼玉県鶴ヶ島市教育委員会は「つるがしまの子どもと教育」実態調査を実施しました。「いじめられたら誰に相談しますか」という問いに対し、多くの子どもたちは「先生」「保護者」という答えを選びました。
ところが、子どもたちに直接話を聞いてみると、私が答えたって内緒にしてね、という前置きのあとでこんな話をしてくれました。
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