不登校新聞

197号(2006.7.1)

子どもの頼りになる場所は【子どもの権利条約】

2018年11月22日 10:56 by shiko
2018年11月22日 10:56 by shiko



 自分の権利を侵害されたとき、どんなところが助けてくれるのでしょうか。

 子どもの権利条約第39条は、子どもは、虐待や体罰などの被害にあった場合、ショックを受けた心と体を回復して社会に復帰する権利がある、と定めています。

 権利を侵害されてつらいとき、子どもは安心して誰かに相談することができます。そして、子ども自身が望む方法で、それぞれにあった回復をおとなに支えてもらえます。

 では、子どもが安心して相談できる場所とはどんなところでしょうか。

 2001年度、埼玉県鶴ヶ島市教育委員会は「つるがしまの子どもと教育」実態調査を実施しました。「いじめられたら誰に相談しますか」という問いに対し、多くの子どもたちは「先生」「保護者」という答えを選びました。

 ところが、子どもたちに直接話を聞いてみると、私が答えたって内緒にしてね、という前置きのあとでこんな話をしてくれました。

 

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