不登校新聞

195号(2006.6.1)

伝説の娼婦「ヨコハマメリー」【映画評】

2018年12月03日 14:53 by shiko
2018年12月03日 14:53 by shiko



 日々に追われ、同じようなサイクルで生きていると、生活はどうしても機械的になる。けっして充実していないわけではない。

 けれど、気持ちも体も硬直し、自分が生きている感覚が希薄になる。そんなとき人は、命に触れ、己が生きていることを確認したくなる。

 「ヨコハマメリー」は、時代が移り変わるなかで力強く生きた、ある女性の足跡をたどったドキュメンタリー映画。

 上記のような心境で見たこの映画。やや硬直していた自分を解きほぐし、命に触れられるような快感があった。と言ったらちょっと言いすぎだろうか。

 

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