不登校新聞

195号(2006.6.1)

権利と責任はどこがちがう?【子どもの権利条約】

2018年12月03日 15:17 by shiko
2018年12月03日 15:17 by shiko



 「権利の前に、まず義務を果たしてからものを言いなさい」

 「子どもに権利なんか与えたら、わがままになる」

 こんな言葉、聞いたことはありませんか。権利と義務は、セットで考えなければならないものなのでしょうか。本当に、権利は子どもをわがままにするのでしょうか。

 子どもの権利条約を読んでいくと、「子どもは○○しなければいけない」とは一言も書かれていないことに気づきます。

 子どもの権利条約全54条を見渡しても、どこにも子どもの義務については書かれていないのです。

 その代わりに、子どもたちを見守り、支えるために国や自治体、子どもに関係するあらゆるおとながしなければならないこと、工夫すべきことが、条約には書かれています。

 つまり、義務は、国やおとなにこそ課されているのです。

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

625号 2024/5/1

編集後記

625号 2024/5/1

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…