今回のインタビューは、ラブピースクラブ代表の北原みのりさん。ご自身の学校との関係や働き方について、また体や性のこと、ラブピースクラブの設立経緯などについて、うかがった。
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――学校に違和感を感じたことはありますか?
自分でも不思議なんですが、いまでも中学校のころの夢を見ますね。中学のころの複雑な人間関係の渦のなかにいるような、そんな気分にさせられるんです。
あのころ、突然「女」「男」の枠組がしっかり引かれ、「女側」にむりやり、おかれた居心地の悪さがありました。夢には、「男子」がたくさん出てくる。
「男子」に「お前は女らしくない」と言われるような、そんな夢ばかり。「ストレスを感じてたんだなあ」と今さらながらに思わされますね。
中高生のころは、生徒会なんかもやったりして、まわりからはイキイキしているように見えたと思いますよ。友だちに「キツイわ~」とか言える雰囲気があったし、ズル休みも許してくれる家でしたから。
気楽だったぶん、「苦しい」ことを自分の言葉にできずにいたのかもしれないですね。
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