不登校新聞

194号(2006.5.15)

「失敗をできる職場に」ブードンがひきこもりを積極採用する理由

2018年12月04日 16:35 by shiko
2018年12月04日 16:35 by shiko




 ひきこもりを経験した若者を積極的に採用する「株式会社ブードン」。社長の佐野光司さんに、会社を設立した経緯や会社のシステムをうかがった。

 * * *

 一風変わった取り組みで、若者の働く場をつくりだしている会社が栃木県にある。

 システム開発を手がける「株式会社ブードン」は、採用条件に性別、年齢、国籍、学歴、出身、門地、あらゆるハンディキャップを問わない「7不問」を掲げている。必要な条件は「やる気」と「学ぶ気」だけだ。

 会社が設立されたのは1999年。社長の佐野光司さん(58)が、長年勤めていた会社を退職。

 アパートの経営をしながら、子どもが通う高校のPTAに積極的に参加していた。そのなかで、高校を卒業する若者が就職しにくくなっていることを年々感じていた。

 「ニートやひきこもりと呼ばれる現象を生み出す背景には、社会の側が雇用を閉ざしている部分もある」。

 若者の雇用を生み出し、しかも地元である栃木県小山市の活性化にも貢献できるような会社を立ち上げたい。

 そんな思いから、ブードンは「若者が仕事を通じて自己実現できる場を設ける」「小山市に100人分の雇用をつくる」を合い言葉に設立された。

 事業の内容は、佐野さんがサラリーマン時代に培った経験を生かした、コンピューター・ソフトの開発やシステム構築。

 とくに事業内容にこだわりがあったわけではなく「それしかできなかったから」と佐野さんは笑って話す。

 

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