連載「母親の気持ちが落ち着くとき」vol.10
不登校の子どもが「明日は学校へ行こうと思っているから起こしてね」と、母親に言ってくることがあります。
翌朝、言われた通り起こしに行くものの、ぐっすりと寝ていて一向に起きてこない。
しかたなくそのまま寝かせておくと、「どうして起こしてくれなかったの」と、子どもが責めたててくる。
母親からすれば「まったく起きなかったくせに、あとで文句を言うなんて」と、憤りやとまどいを隠せない。そんな話を親の会でもよく聞きます。
母親からすると、子どもの言動は矛盾しているように映るかもしれません。
しかし、この場合のポイントは、「子どもの気持ちは、どちらもウソではない」ということです。
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