インドクジャク、青い体に美しい緑色の飾り羽を持つキジ科の鳥。あの飾り羽だが、じつはオスだけが持っているもの。しかし、オスのあの長い羽は、生活上、ジャマではないのか? そもそも、なんのために存在するのか?今回は、この疑問について追求する。
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クジャクと聞いて、まず思い浮かぶのがあの飾り羽(正確には上尾筒と言う)。
じつは上尾筒はオスだけが持っているもの。メスは首筋が、全体的に褐色で、上尾筒もあるが、オスのものと比べると、とても小さく地味だ。
オスの上尾筒は、繁殖期(日本では4~6月)が過ぎる7月ごろから抜け始め、9月にはすべて抜け落ちてしまう。
そして、12月ごろから、また伸び始め、繁殖期には生えそろう。つまり、毎年、生えかわっているのだ。
この上尾筒について、子ども編集部では、クジャク学者・高橋麻理子さん(東京大学院・長谷川研究室)にお話をうかがうなどの取材をした。
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