不登校新聞

193号(2006.5.1)

フリースクールスタッフの仕事【新潟県】

2018年12月18日 17:27 by shiko



 子どもを相手にする仕事はいろいろあると思いますが、「学校の先生」と「親」という仕事は子どもに大きな影響を与えています。

 それと、もう一つ「フリースクールのスタッフ」は、その中間にあり、難しく、大事な立場の仕事です。

 フリースクールの人件費がわずかなことは知られていますが、まずスタッフとして求められるのは「ハート」です。報酬が少なくても、長い時間、子どもを相手にできる特別な人です。

 フリースペースやフリースクールなどに子どもをあずけるというのは、親にとっての助けにもなります。

 でも、フリースクールのスタッフは、ベビーシッターではありません。先生でもないし、親でもない。

 私たち国際フリースクール「I CAN」のスタッフは「コーチ」みたいな存在でしょうか。

 スポーツ社会では、コーチはアスリートのベストをひき出すためにいろいろ工夫します。

 コーチは「フィードバック(参考意見)」を本人に伝え、よりよい「トレーニング」の方法を提供します。そして、本人といっしょに喜んだり、苦しんだりします。

 フリースクールは学校とちがって、パフォーマンス(成果)は強制しません。

 テストの採点結果といった見えやすい結果はありませんが、子どもはそれぞれの生活のなかで「チャレンジ」をしようとしています。

 コーチは、そのチャレンジの「成功」をいっしょに目指します。

 英語で「Modeling(モデリング)」という言葉があります。つまり、大人がいい例を見せること。

 子どもや若い人たちが、言葉と行動が矛盾している大人を見たとき、大きな疑問や傷を持つこともあります。

 私たちの「I CAN」では、子どもに伝えたい12の「価値観」をスタッフを通し、いい例として見せていくことが一番大事な仕事だと思っています。

 

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