作者・りゃこさんの不登校をコミックエッセイにした「私の不登校ものがたり」です。
学校を休んだ日は、私が下の階、母親が上の階ですごしていることが多かったです。
母親と言葉を交わすことが少なかったので「怒ってるのかな? いま何を考えてるんだろう」と、ようすがとても気になりました。
こちらから何か話しかけたらよかったのかもしれませんが、「もしかしたら機嫌が悪いかもしれない。怒られたらどうしよう」と思い、アクションを起こすことが出来ませんでした。
クラスからの手紙は、先生の呼びかけで書いてくれたと思うのですが、自分のために手紙を書く時間を取らせたということが少し重かったです。
「乗り気じゃないのに書いてくれた人もいるかもしれない」「書く内容に困ったかもしれない」と想像することもあって、申し訳ないような、複雑な気持ちになりました。
■著者近影
【プロフィール】
1989年生まれ。小1から高3まで不登校。自身の不登校を漫画にして、ツイッターで発表している(@ryakoko)。漫画は2018年、朝日新聞のWEB企画「with news」にて、入賞作品に選ばれた。
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